省エネ&省スペース!ペットボトルを使って様々な野菜を育ててみた。

近頃、コロナウイルスの影響で外出が困難だということで、室内でも楽しめる趣味の需要が高まってきているそうだ。

Twitterなどを見ていると、もともとゲームやネットサーフィン等、インドア系の趣味を持つ人は、むしろ外に出る機会が減ってそれらに集中できるというので割合、このような生活を謳歌しているような印象があるが、ここで
「土日はいつも仲間内でバーベキューを楽しんでます!」
とか言ってしまう
、私のような底辺の人間とは縁遠いパリピの方々はさぞ退屈だろうと思う。


著者も暇つぶしになるかと思い、巷で話題の”フォートナイト”を遊び始めた。ゲームは友達、ゲームが友達。

そしてそんな中、適度に日光を浴びつつ、家の敷地内からも出なくて済むという、アウトドア・インドア派の両方の需要を叶える趣味として家庭菜園が驚くほど流行っているらしい。

実際、私の行きつけの園芸センターに行ってみると、ただでさえ田舎な上に農業従事者が減っている現代。以前はせいぜい数人しか来店者のいなかった場所の駐車スペースが全て埋まり、なんと誘導員までいるではないか駐車場に誘導員って…この辺じゃイオンモールでしか見ないぞ。

というか、そもそもこんなに店内が混んでいたら本末転倒のような気もするが、まあそれは置いておいて。とにかく、家庭菜園の需要が普段と比べて高まっている、というのはこれで分かって頂けたかと思う。
娯楽施設の多くが閉鎖している中、家の敷地から出ずに楽しめ、しかもスーパーに行かずとも美味しい野菜が手に入る…という、園芸は、まさに現代の需要に沿った趣味であると言えるだろう。

が、しかし。

実際に本記事を見る前から「家でなんか野菜とか作ってみたいなあ~」と思った人の中で、特に都心に住んでいる人などは、そもそも家に庭が無かったり、ベランダにプランターを置くスペースを確保するのもなかなか難しく、やる前から諦めてしまった人もいるのではなかろうか?
その辺の空いている畑を借りられる市民農園(←借り方などについて解説してます。宣伝。)や、レンタルファームのサービスにたどり着いたは良いものの、それすら空きがなく、「もう完全に無理じゃん」と、思った人もいるのではなかろうか?

というわけで、今回の記事ではそんな人々の悩みを解決すべく、狭いスペースでも野菜を作れる
「ペットボトル栽培」
のやり方を、実際に私自身が試しながらお伝えしたいと思う。

簡単楽しい「ペットボトル栽培」のノウハウ。

ペットボトル栽培…と聞いて、一瞬でどのようなものかを想像できる人は、いかに世界広しとは言えど、それほど多くないだろうから、まずは簡単に概要を説明すると、ずばり

「ペットボトルをプランター代わりに、土を入れて種を蒔き、作物を栽培すること」である。

つまり、ネットで同様のキーワードを検索すると出てくる「ペットボトルを使った水耕栽培」とは違い、単にプランターを使うかペットボトルを使うか、と言う点が異なるのみで、根本的な育て方自体はそれほど大きく変わらない。・・・のにも関わらず、プランターを買うお金も浮き、場所も浮き、しかもリサイクルで環境にも良い、というのがこの栽培方法という訳だ。

とまあ、これだけ聞いて、ちょっとイメージが湧きづらいという方も、百聞は一見に如かず。さっそくやってみよう。

実際に野菜を作ってみる


今回はこの記事のため、短期間で作れる二十日大根、小松菜の種。番外としてミニトマトの苗も購入した。

まず、どのような栽培方法で作物を作るにせよ、種が無いと始まらないので、園芸店やホームセンター、100均などで好きなものを購入しよう。
ペットボトル栽培では、基本的にはどのような作物でも作ることが出来るが、一点だけ注意したいのが”あまりにも大きな根菜を作ることが不可能”だということだ。これはもちろんペットボトル自体の大きさにもよるが、大根やゴボウなど、根の直径が長くなればなるほど、土も深くとる必要があるため、これはなかなか難しい。また、仮にペットボトルをどんどん大きくしてしまうと、省スペースで出来るという利点が死んでしまうので、本末転倒になってしまう。
というわけで、どうしても根菜を作りたいなら二十日大根やベビーキャロットなど、品種改良された小さいものを選ぶようにしよう。


野菜栽培用の有機土。堆肥を入れたり石灰を撒いたりする必要が無いので楽だ。

お次は土や肥料など、一般的な園芸で必要なアレコレを揃えていく。細かい事を言えば、それぞれの育てる作物に最適なものを選ぶべきだが、最近は「野菜の土」や、「根菜の肥料」など、初心者でも選びやすい名前で販売されているので、それほど難しくはない。どうしても分からないというのなら、店員の方に「〇〇を育てたいんですけど、どの土と肥料がいりますか?」と聞けば、親切に教えてくれるだろう。
ただし、園芸センターなどの専門店以外の場所で購入する場合は、必ずそれらの売り場にいる店員さんに聞こう。


コーヒーやコーラ、果ては白だしのボトルなど、大小さまざま。

これらの品物を揃えたら、いよいよメインのペットボトルを使った栽培に移る。
使用するペットボトルは何でも良いが、先ほども少し触れた通り、育てるのが大きな作物であるほど、より大きなペットボトル が必要になる。普通、一般家庭にある一番大きなペットボトルは2L程度のものだと思うが、大抵の野菜はこれで十分だろう。
ペットボトルは口の部分を切り取り、手を切らないようにフチにはガムテープやビニールテープを貼っておく。

また、屋外で栽培する場合には、ペットボトルの底や側面にキリなどを使って穴を開けておくのがオススメである。こうすることによって水はけがよくなり、大雨による冠水や、水のやりすぎで根が腐ったりするのを防ぐことが出来るのだ。
ちなみに屋内に置く場合、出来るだけ日当たりの良い窓辺に置くようにし、水は土が乾いた際に小まめにやるようにすると良い。

最後に買ってきた土を入れ、種を蒔く。
種は発芽率を上げるために3粒蒔きにし、ある程度育ったら間引いて一本立ちにする。
後は収穫を楽しみに、水やり・追肥・土寄せ などを、それぞれの作物に適したタイミングで行う。これはネットで調べても出てくるが、購入した種の袋に書いてあることも多い。
早く育てようと思って水をやりすぎたり、肥料を上げすぎたりすると枯れてしまうこともあるので、良く下調べをしながら行うようにしよう。


今回は、どこの家庭でも空いているであろう室外機の上のスペースを活用。なかなか奇妙な光景である。

さて、収穫が楽しみだ・・・

テンテンテンテーン♪
ー約1か月後ー

ん?

…は、葉っぱが

虫に食われてる!

ウチの庭では、ナメクジやアブラムシなどの一般的な病害虫を見たことがなかったのだが、どうやら今年はダンゴムシが大量発生していたようで、気づいた時には小松菜・はつか大根の地上部が完全に姿を消していた。

マンションのベランダなど、地面から距離を置いた場所で育てる場合には問題ないが、今回のように地続きの場所では出来る限り毎日、数回は確認するほうが良いだろう。そんなことしなくても農薬を撒けば一発なんだけど。

自分で作った野菜はひと味違う

というわけで、残念ながら小松菜は私が食べる前に、虫たちの栄養分になってしまったわけだが、根菜である二十日大根に関しては、土を掘ってみるとそれなりのサイズのものが出来上がっていたので、一応、今回の記事は成功(?)ということで。

スーパーで普通に売っているような野菜であっても、自分で一から作ってみると非常に美味しく、日々の成長を見守りつつ
「完成したらどうやって食べようか」
「いやいや、そもそもちゃんと食べられるようになっているのか?」
など、考えているだけでも楽しめる。

今の時期は育てられる作物の幅も広く、ホームセンターや100均などでも色々な野菜の種を販売しているので、皆さんも一度、試してみてはいかがだろうか。