【翌年の着果を増やす】ブルーベリーの夏のお手入れ!剪定・シュートの誘引など

さて、以前の記事でも紹介したブルーベリーですが、6/17日時点でかなりのびのびと成長しています。

この画像はティフブルーという品種のブルーベリーで、同じ時期に植えたオースチンと比べてもかなり樹勢が強く、すでに実がなり始めています。教科書通りにやるのであれば1年目は摘果を行うらしいですが、実をつけてるのにも関わらず、これほど枝が伸びるのであればまあ問題はないでしょう。

ちなみにオースチンの方は開花はしたものの結実には至らず、ティフブルーがどれほど強い品種かというのが分かります。さすが古くから根強く残っているだけはある。

ティフブルー
開花から1か月程度だが、すでに完全なブルーベリーの形。収穫が楽しみなところ。

ブルーベリーの夏剪定・仕立て方

さて、本題の夏の作業について。

ブルーベリーに限らず基本的に果樹と言うのは冬場の休眠期に剪定を行うものですが、木の枝というのは通常このように

ブルーベリー 剪定 仕立て

1年のうちには真っすぐに、長く長く伸びていくものです。

が、大半の果樹がそうであるように、ブルーベリーに関しても花芽は枝の先端部分を中心につくため

このように枝の先端(大体3分の1くらい)を切り戻してやることで…


ここでは主幹の枝のみ切ってるが、もちろんシュートを切り戻してもよい。

側枝の発生を促し、翌年の実つきを良くすることが出来ます。

「じゃあ別に冬にまとめてやっても良いんじゃないの?」

と思われる方もおられるかと思いますが、植物にはそれぞれ花芽を形成する時期というのがあり、それが終わってから切るとその年は花が咲きません。

ブルーベリーの場合にはそれが7月下旬~9月にあたりになるので、それまでの時期に枝を切り戻して、発生した側枝に花芽をつけるよう調整するため6・7月中にこのような作業を行う必要があるのです。

また、品種や樹齢にもよりますが、同じころに株元からシュートが発生していると思います。


白丸内がシュート

その中でもこのように横向きに発生していたり、倒れかけているものがあると思うので

それらはこのように紐で支柱にくくって、立ててやりましょう。

良いシュートを最終的に2~3本残してやると株が充実して、これも収穫量の増加につながります。

まとめ

今回剪定を行ったことで、このように株がスッキリしました。

剪定は収穫量を増やすほか、風通しを良くして病害虫の発生を防いだり、最終的な樹形を良くするためにも小まめに行うのが大切です。

適切な手入れをしてやれば、ラビットアイブルーベリーでは1本から10㎏を超える果実をとることも可能らしいので、それをモチベーションに日々の管理に努めましょう!