収穫量を大幅アップ!オクラは2本植えが基本です【家庭菜園】

2023年7月8日

様々な栄養素が含まれており、夏バテにも効果があるとされるオクラ。
家庭菜園を今年始めたという方も、もう何年もやっているという方も、大半の人が夏場には育てているのではないでしょうか。

いきなりですが本題です

オクラ 家庭菜園
オクラを植えるときは分けない!

で、このオクラ。苗を買う際、大半の店では1ポットから2~3本くらい発芽した状態で並んでいることかと思いますが、皆さんはこれを植え付ける際、株を分けて1本ずつ植えてませんか?

そう。確かに多くの野菜では1か所に付き1苗というのが基本で、たとえばトマトなどを同じところに2本植えてしまうと、当然互いが栄養を取り合い、結果どちらも上手く育たなくなるというのは事実です。
が、オクラなど一部の野菜については同じ個所に2本、あるいは3本程度をそのまま植え付けることで、収量をアップさせることが出来るのです。

また、特にオクラの場合には複数の苗を一か所に植えることで通常高くなりすぎる背丈を抑えて収穫しやすくする効果も見込めますし、なにより無理に根を分けて植えるとそのまま枯死してしまうこともあるため、絶対にそのまま植えるようにしましょう。

これは窒素固定をするマメ科の植物(※1)一部の植物は窒素固定菌という菌の働きにより、空気中の窒素を土壌に固定する。窒素というのは葉や茎の成長を促進させるため多すぎると実がならず、いわゆる”蔓ボケ”の状態になる。など、特に樹勢が強く蔓ボケしやすい野菜全般に言えることで、例えばサツマイモなども一か所に2本植えることが出来ます。

植え付けのあとは・・・

定植を行ったらすぐにこのように横一直線に(出来れば株間にも)紐を張っておきましょう。

前述のように複数本植えておけば比較的低く、倒れやすくはなるものの強風にあおられればポキッと行く可能性も高いです。

株数が少ないのであれば支柱を立てて、1か所ずつ紐で囲うのも良いでしょう。

注釈

注釈
1 一部の植物は窒素固定菌という菌の働きにより、空気中の窒素を土壌に固定する。窒素というのは葉や茎の成長を促進させるため多すぎると実がならず、いわゆる”蔓ボケ”の状態になる。