栗カボチャのネット栽培!ウリ科野菜はシルバーマルチ必須か?

2021年6月19日

昨年、バターナッツで試した、園芸ネットを使った立体栽培。今年は栗かぼちゃで試してみることに。
バターナッツも美味しいんだけど、和食に使えないのがちょっと痛い。

カボチャの煮物とか、定番のやつも食べたいしね。

かぼちゃ 立体栽培

栽培方法自体は去年と同じく、支柱を合掌型に立てて100均の園芸ネットを張っただけの簡易型です。

カボチャは基本的に子蔓二本立てにしているので、結局、両面使えるこのやり方が一番やり易いんですよね。あと、今回は同じ畝にキュウリも植えているのでそれも千鳥に植えて両面使えるし。スペースを節約しないといけない家庭菜園では非常に合理的な形と言えるでしょう。

かぼちゃ マルチ

ただ、前と違う点が一つあって、今年は畝全体にシルバーマルチを敷いてみました。

というのも、園芸系のサイトや指導本を見ると、カボチャを地面に這わせて育てる場合、”実が土につくとそこから腐ってしまうので何か間に噛ませましょう”と、大抵どこにでも書かれているのですが、去年私はそれを見て「立体栽培なら別に問題ないかな?」と、軽く敷き藁だけして育てていたんですよね。
それでまあ、今考えると当然というべきか、梅雨に入った頃に見事うどんこ病にかかってしまいまして。

この反省を活かして今年はマルチシートを貼ったのですが、そのお陰で、今年は早い梅雨入りにもかかわらず元気にモリモリ育ってくれています。

で、このシルバーマルチを敷いたことによって意外な利点がもう一つあって、それが毎年悩まされている ウリハムシが全く来ない ということなんです。

ウリハムシと言えばテントウムシダマシアブラムシと並んで家庭菜園、というか農業における天敵。どんな聖人君子でも目についたらとりあえずデコピンをかまさざるを得ないというあのクソ虫ですが、今年は本当にコイツらを一匹も見てない。

時期的には今が最盛期で、事実隣の区間の人は結構な頻度で見かける、と、そういう話も聞いています。にも関わらずウチのカボチャとキュウリは完全なノーダメージで、しかも去年やっていた唐辛子スプレーも一度も撒いていない。

いや確かにウリハムシなどの害虫が光の反射を嫌い、株元にアルミホイルを敷いたり棚にキラキラ光るテープを張ることである程度被害を抑えられる、というのは知っていたのですが、まさかシルバーマルチの効果がこれほどのものとは。

つまりシルバーマルチを敷くことにより、泥跳ねの防止・地温保持・果実の腐敗防止、に加え、害虫の対策まで出来るということになる訳で、メリットしかないといえるでしょう。