サツマイモの立体栽培?場所がなくても芋は作れます!

梅雨も後半を迎え、ぼちぼち気温も高くなってきた今頃は、ちょうど畑のほうも忙しくなってくる時期でもあります。

といっても、夏に収穫する野菜たちは大半が植え付け・播種ともに終わり、忙しいのは主に収穫や栽培管理。
それに追われつつも、植え付け時に枯れてしまったり、うまく発芽しなかったりで、ちょっと空いたスペースをなんとか埋めておきたい・・・と、思うことも多々あります。

そこでおすすめなのがサツマイモですよ。

さつまいもの立体栽培って?

これは6月末時点でのうちの畑です。

まさに先ほど書いたように空いたスペースにサツマイモを植えたのですが、周りにはほかの野菜もいるので、あまり蔓が暴れると具合が悪い。ということで、支柱で囲って紐を張ってあります。

さつまいも 立体栽培
蔓の伸びるにつれて、周りに張った紐に括り付け誘引していく。

さつまいもは気温が上がるにつれ何mも蔓を伸ばしていくため、貸農園やプランターでやるのは不可能のように思われますが、このように立体的に誘引してやればどれほど狭い場所であっても栽培が可能というわけです。

もちろん、上に引っ張ったからと言って実入りが少なくなるわけでもなく、むしろ地面を這わせないので不定根(※1)蔓の節間から発生する根。サツマイモの場合はこれにより芋に送る栄養が分散するため、いちいち蔓をひっくり返す必要がある。が発生せず、一挙両得といえるのではないでしょうか。

ちなみに小ネタとして。
サツマイモは植え付け期間が長く、今くらいの時期(7月頭くらい)でも苗の植え付けは可能なのですが、さすがにもう売っているものを探すのはきつい。
こういう場合、すでに植えてある芋の蔓を7~8節で切って、それをそのまま植え付けてやればふつうに芋はできます。

自分で作ってない場合、知り合いの人に言って分けてもらうのもよいですね。
もちろん蔓を切ったとして、その株の生育にも影響はないので。

というわけで、今回はどこでもできるさつまいもの立体栽培についてでした!

注釈

注釈
1 蔓の節間から発生する根。サツマイモの場合はこれにより芋に送る栄養が分散するため、いちいち蔓をひっくり返す必要がある。