野草で爽〇美茶的なものを作ってみた・・・かった。
爽健美茶 ってあるじゃないですか。
結構さっぱりしてて美味しいので普段あまり外ではお茶とか飲まない僕でも結構買ったりするんですけど。
あれってCMとか見て何となく体にいいのかな~なんて今まで思ってたんですが、この前ホームページで調べたところハト麦、どくだみ、明日葉、蒲公英など25種類もの植物素材(物によっては漢方なんかにも使われている)から作られているらしいんですよね。
でも実際にどくだみ茶とかを単体で飲んだことある人ならわかると思うんですけど、健康茶ってどれも全体的に癖が強くてあれだけ色んなもん混ぜて本当にあんなさわやかな味になんのか?って考えたわけですよ(商品を批判しているわけではありません)。
で、健康と言えばアウトドアを趣味とする人間にとっては特に大事なものであり僕自身も健康茶には前々から興味があったので、この機会に自家製ブレンド野草健康茶を作ってみましょう(名前からして糞マズそう)。
どうせ作るなら徹底的に健康なものがつくりたい
というわけで、いつもお世話になっている里山に向かいとりあえずスギナとヨモギ、あと柿の葉もせっかくだから採ってきた。
↑基本的にお茶にする場合は軽く水洗いしてからザルなんかにのせて日干しする。なんか見た目汚いけど気にしない。
↑あまり知られていないが柿は実だけではなく新芽も食用になる。天ぷらなんかにすると美味しいらしいよ。
で、家の前で育てているオリーブの木からも少し葉を拝借。
オリーブというと冬場につく実を食べたりオイルを抽出したりして使うイメージが強いが、葉っぱから作ったオリーブ茶にも抗菌・抗酸化をもつオレウロペインやエレノール酸が豊富に含まれておりオリーブオイルで有名なオレイン酸の含有量もオイルより高いのだ。
それはさておきまだ集まった素材は4種類。本家の25種類とまでは言わないが10種類程度は欲しいところ。
とりあえず爽健美茶にも入っているタンポポやどくだみなどを入れるにしても6種類なので少し面白みバリエーションに欠けてしまう。
ここで新たなる素材探しのために図鑑を携えまたしても山へ出戻ることにしよう。
しかしこうやって実際に探してみると意外とお茶に使われる野草というのは少ないんだなあという事に気づいた。
別に毒があるわけでもないならほとんどの植物はお茶として利用できると思うんだけど・・・。
・・・まあともあれまずは別の山で見つけた桑の葉とか
↑鉄分、カルシウム、亜鉛をたっぷり含むほか糖の吸収を抑えるデオキシノジリマイシンなどが含まれる。
オーソドックスに松葉や笹(クマザサでなく孟宗竹です)なんかも使いましょうか。
ちなみに松は葉っぱをお茶にできるほか天然酵母でサイダーやアルコール飲料を作ることもでき松ぼっくりをジャムにもできるらしいです。今後機会があったらやってみますが。
↑ドクダミは束ねて軒下につるします。栄養的には生のままが一番なんだけどね。
これでやっと9種類。残りの一種類は・・・三つ葉で良いか。
本日新たに採ってきた三つ葉、松葉、笹の葉と乾燥させたものを軽く乾煎りして
水を注いで弱火で煮出していきます。
↑ハイポーション感あるわ
ちなみにタンポポは採りに行くのを忘れていたのでティーパックを使いました。
湯気が立ってきたので香りを確認してみましょう。
・・・ほうほう思ってたほど悪い匂いではないね。
例えるなら山菜採りやキノコ狩りの際けもの道を通って奥へ奥へと入っていく際の山の香りを濃縮したような感じですかね。
酷い花粉症で春の山に入れない人には良いかもね(適当)
↑煮出し終わった後の残滓。流石にこれは食べられないよ。
で、軽く箸で混ぜたりしつつ沸騰してから5分ほど置いて完成。
色や香りに関しては普通に健康茶として出されても違和感はないですが味はどうでしょうか。
若干怖いので気休め程度ですが冷ましてから飲みましょう。
ゴクリ。
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まあ、普通にマズいよね。
お茶特有の旨味があるとはもちろん思っていなかったが、かと言って苦みがあるわけでもなく無味に近い、しかし何というか旨味とは真逆の不味味(マズ味)というものが不透明に見え隠れする。
まあ一言でいうとすりガラスの向こう側の闇という感じですね。
しかし効能的に考えれば
血圧降下、血糖降下、健胃、鎮痛、抗菌、去痰、利尿、発汗、利尿、アンチエイジング、動脈硬化予防、貧血予防
など時代が時代なら不老不死の妙薬として扱われていてもおかしくなようなものなので多少我慢してでも飲む価値はあるだろう。
まだ1リットルほど残ってるがな。
食味評価:D-(F~S+まで)
希少価値:C
総合評価:★★☆☆☆
(五段階評価)
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