タンポポは美味しいし年中利用できるので皆もっと食べるべき

2019年3月19日

タンポポ自体が食用になることはテレビやネットで見て今では多くの人が知っていることだろうと思う。

タンポポの主な種類としては昔から日本に咲いている在来のものと海外から食用として日本に入ってきた外来種のセイヨウタンポポが主に知られているが、
どちらも食べることができる上に都心でも容易に見つけることができる上、年中利用できるので山菜としては非常に優秀なのである。

ただ、実際に食べる場合は出来るだけ花の下にある総苞の反り返ったセイヨウタンポポを食べるようにしよう。
外来種駆除も出来て一石二鳥だしね!

侵略的外来種ワースト100は伊達じゃない

私自身も去年タンポポコーヒーにはまっていて飲むたびに根っこを乾燥させて作るという非常に効率の悪いことをしていたのだが、そのうちにいちいち採取しに公園まで行くのが面倒くさくなって(当たり前だ)、花が綿毛になる時期を見計らってそれを家のプランターに植えたのだった

しかし、その時にはもうほとんど秋口に差し掛かっていて「なんだ思っていたよりも生えないんだな」といった程度に軽く考えて土を入れたまま特に何の後始末をすることもなくそのままにしていた。

しかし今月になってなんとなくそのプランターを確認してみると・・・

おっふ・・・

もう大量に生えすぎていて土が見えない。

しかも去年までは生えていなかったプランター以外の部分にもチラホラと芽吹いていて改めてセイヨウタンポポの繁殖力に驚かされた。

タンポポは東ヨーロッパなどでは野菜として食用にされており、サラダにされることもあるそうだが日本ではまだまだ一部のもの好きを除いてはいまいち”食べられるもの”としての認識が甘い気がする。

これ程簡単に増やせてしかも全草を一年中利用できるというのだから食べなければ勿体ない

ということで美味しく調理して食べてみよう。

キク科特有の苦みを活かす

先ほどヨーロッパではサラダにして食べると書いたが、実際にタンポポの葉を生で食べて見るとそこそこ強い苦みと後味に残るアクが気になる。

また、ならばと苦みの少ない若い葉では裏側に毛が生えていてやはり生で食べるにはあまり向いていない野草だと私は思う。

苦みのある野菜とあう味と言えばやはり辛み

ということで、ペペロンチーノを作ろう!

まずたっぷりの熱したオリーブオイルに刻んだにんにくを加えて香りを移していく

ある程度香りが移ったらそこにベーコンと鷹の爪を入れて更に炒める

↑またしても陰が出来てていて見えにくい。写真の撮り方を先に学ぶべきではないだろうか

これらを炒めている間にパスタを茹でて、そのゆで汁をさきほどのソースに加えて乳化させる。

そこへパスタとタンポポの葉を投入

これらをしっかりと混ぜ合わせ適当に盛り付ければ

完成。
いただきまーす
(´~`)モグモグ・・・・・

うん、普通に美味しいね。
思った通りタンポポの葉の苦みと唐辛子の辛みが絡み合い(辛みがからみ・・・アッ、ナンデモナイデス)
まるでペペロンチーノが元々タンポポの葉ありきの料理かのように完璧に調和している。

周りに飾った生のタンポポの葉もパスタと一緒に食べることでほとんど苦みも気にならないしこの組み合わせはかなりアリなんじゃないだろうか。

食味評価:A(F~S+まで)
希少価値:D-

総合評価:★★★★☆
(五段階評価)