【家庭菜園】市民農園を借りたので野菜を作ってみる①~準備編~

山菜採りやキノコ狩りを趣味としている筆者。この根本にあるのは”自給自足”への憧れであるため、当然の流れとして家庭菜園・農業に対する興味もずっと前から持っておりました。
しかし専門的に農業をやるためには最低でも5000平方メートルという広大な土地を所有していなければならないほか、様々な手続きを経る必要もあるらしく、金も知識もない私には無理だ、と半ばあきらめていたのです。

と、そんな中、毎月家に届く市の広報をなんとなくパラパラとめくっていたところ”市民農園募集”という広告が載っており、電話で確認すると、年6000円という良心的な価格で20㎡程度(Google先生によると12畳くらいらしい)の土地を好きに使うことが出来るとのこと。
これは神からの啓示かとばかりにすぐさま申し込み、先日、見事に当選しました!


広報の宛先に応募ハガキを送り、当選するとこんな感じの通知が届く。市によって文面は異なると思いますが大体同じ内容でしょう。

というわけで、これからはその借りた農園に菜園を作って素人が色々な野菜を育ててみる…と言う日記的な記事をシリーズ化して書いていこうと思います。

市民農園利用までの流れ

今回は準備編ということで、まずは利用までの簡単な流れから追っていきます。
まあ、住んでいる都道府県や、借りる農園の運営元によっては多少異なりますので、これからやってみたいなぁと思っている方は参考程度に見て頂ければと思います。


区画内には休憩スペースとかもあるようです。これで年6000円は安い…と改めて思う。

導入部で”当選が決定した際にハガキで通知が送られてくる…”というのは説明しましたが、この後2~3週間ほどで上記のような契約書類・利用区画通知書類が送られてきます。
内容をざっくり説明すると、『実際に農園の利用が始めるのは4月1日からなので、3月31日までに契約書を返送して、お金を振り込んでおいてください。ちなみに契約者側から停止を申し出ない限りは毎年継続で利用できますよ。』と言うようなことが書かれています。ほかに守るべき規約などについても書いてありましたが、”樹木は植えてはいけない(収穫に1年以上かかるため)”とか”ゴミはしっかり捨てましょう”とか、そんな感じの当たり前のことばかりでした。

、てっきり私は農園を利用する前に現地での説明のようなものがあるのかと思っていましたが、これを見ている限りはどうもそういう訳ではないみたいですね。利用開始日(この場合4/1)さえ守れば、あとはもう自分区画内で好きなようにやって下さい、と言う大らかな感じらしいです。
まあ気楽っちゃ気楽ですが、顔も確認されてないのに問題とか起こらないんだろうか。

畑に行く前に…土づくり~定植の準備


育苗用のポット(100個)とトレー。専門店で合わせて500円弱くらいでしたが今時100均でも売ってるかも。

申し込みと入金が終わったのでいよいよ野菜作り!…と行きたいところですが、種から作物を作る場合にはポットでの”育苗”を先に仕込んでおく必要があります。


樹皮を原料とした40Lのバーク堆肥(専門店で500円弱)。重い。ここには写ってないですが石灰も買ってあります。

私の場合はすでに作りたい作物が決まっていたので、すぐさま専門店に行って種と石灰、たい肥を購入しました。こういう時、専門のお店だと必要な肥料など相談できるので便利で良いですね。


サツマイモも作りたいけど、スペース的に難しそうだったので苗を買おうと思います。

スイカ・かぼちゃ・トマトの種です。
これらは種まき、定植がだいたい同じ時期に行えるのでハナから決めていました。というか、そもそもカボチャが作りたくて農園を借りたまであります。いや特に好きって訳ではないんですが、デカいカボチャってなんかロマンがあるような気がしませんかね?しませんかそうですか。


元々あったウッドデッキをぶっ壊して作ったウチの庭。土はホームセンターで買ったものを入れています。

育苗に利用できる土地、および土がある場合には、1㎡当たり100g程度の苦土石灰を散布し、その1週間後に堆肥を同面積あたり4~10L(作る野菜によって量は異なる)と化成肥料を与えます。庭が無い場合には貸し畑の土を利用しても良いですが、植え付けの時期が少しずれてしまうので、それを見越して作る野菜を選びましょう。


左8つがスイカ、右がカボチャ。

堆肥・化成肥料を散布後、更に1週間以上経ったら土をポットに詰め、種をまきましょう。今回選んだ作物はどれも4月ごろが適期だったため、ぴったり足並みを揃えて作業を終えられました。


ホットキャップが無かったので、トマトの育苗には椎茸栽培セットの被せを使った。ちゃんと日光を通すのだろうか。

そして後はこれらが発芽するのを待って定植を行うだけです。
発芽しなかったら…まあその時は苗を買えばいいので無問題ってことで(金は勿体ないけど)。


あらかじめ通知された番号の看板がある場所が自分の持ち場。

最後に、貸し畑の様子をひやかし程度に見に行ってみました。
定植前の準備としてここにも苦土石灰を散布して耕しておいたのですが、20㎡とはいえ結構きつかったです。登山とはまた違う筋肉を使うので、慣れるまでは我慢ですね。

収穫を目指して・・・

今回の記事は準備編と言うことで、かなり文字の多いグダグダしたものになってしまいましたが、私と同じようにこれから市民農園を始めてみたいなあ~と思っている方の足掛かりにでもなれれば幸いです。

今後の記事では素人ながらに試行錯誤しながらも、収穫を目指して楽しくやっていけるような記事にしたいなあと考えておりますので、どうぞ温かい目で見てやって下さい。

では、次回またお会いしましょう!