ウワバミソウのおひたしは夏の風物詩

2020年2月1日

前回も書いた通り、早春~春に比べると、この時期に生える食べられる野草は非常に限られてくる(発生する植物の種類自体はかなり多いんだけどね・・・)。

そんな中、今回の記事では夏場にも大量に発生し、美味しく食べられるため重宝されているウワバミソウについて書いていこうと思う。

山菜の中でもトップクラスのクセのなさ

ウワバミソウは名前に”ウワバミ”とつく通り、蛇がいそうなジメジメとした場所に発生することが多く、特に渓流沿いミズゴケの生えている所では多く見られる。

今回は水路沿いの落ち葉が1㎝ほど堆積している場所にしっかり根を張って群生していた。

去年は6月中旬から発生していたのだが、今年は梅雨が遅れたこともあり今回が初対面である(キノコの発生が遅れているのもうなずける)。一度発生すれば長期間楽しめ、秋には独特の味わいの”むかご”をつけるのでほぼ通年で楽しめる貴重な山菜でもあるのだ。

葉には光沢があり互生するほか、茎の根元は赤く色づき透明感があるため一目で見分けられると思う。ちなみにイラクサ科としては珍しくトゲもないため採取も非常に容易であるが、その割には誰も採っているところを見たことがないため比較的マイナーな山菜だろうと予想される(美味しいのに)。

味には全くクセがないため、今回は代表的な調理法であるお浸し・天ぷらにして食べていく。

調理~実食

育ち過ぎたウワバミソウは、そのままだと多少繊維が立っており食べづらいため、節の部分から薄皮を剥いていきます。


そのままでも柔らかいものは何もしなくても良いです。

葉は天ぷらにした方が美味しいので、この時点で葉っぱと茎に分けておくと楽ですね。

 
慣れてくればこの量で大体10分ほどで下処理は完了する。

茎の部分は思っている以上に少なくなります。

そのため、あらかじめ多めに採っておくと良いでしょう。

お浸しにする場合はサッと茹で水にさらすと綺麗な緑色になるので、そのまま白だしと醤油で味付けをすれば・・・

完 成。

普段スーパーや八百屋で買えるような野菜と比べても引けを取らない、どころか群を抜いたシャキシャキ感と万人受けするクセのない風味が身上です。

まあ、文句なく美味いと言えるでしょう。

天ぷらはいつも通り市販のてんぷら粉をつけて揚げただけ(簡単にカラッと揚がるからしょうがないね)。

味は・・・うーん。まあ、美味しいっちゃあ美味しいですが、茎と比べるとあまりにもクセと言うか風味が無さ過ぎてちょっと物足りないかな。

次採ってきたときは葉の美味しい食べ方でも模索してみますか。